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宮崎県の宮崎市は社天国と呼びたくなるほどの神社があります。

佐土原町下田島

下田島神社

宮崎県宮崎市の小さな神社たち/下田島神社

この地域を代表するかのような名称の下田島神社は、その名に恥じない長い歴史 を持つことでも九州全域に知られています。 創建はなんと西暦677年、春頃だという説が有力のようです。 当時の所在地は今の場所ではなく度重なる火災のためお引越しをされたとの ことですが、1度ではなく2度も火事にあうとはとんだ災難ですね。 1回目は1479年、その2年後に再びというのですから場所を変えようという 気になるのも当たり前かもしれません。 2度あることは3度ある、と言いますし同じ場所に留まっていたらまたもや 燃え盛る炎に包まれるかもしれなかったので、いい判断をしたと思われます。 昔は水門柱神社(みなとばしらじんじゃ)、あるいは略してとばしら様という 呼び方が定着していましたが、住所を正式名称に取り入れる作戦が採用され、 下田島神社になったそうです。 最寄り駅はJR佐土原駅、そこから徒歩5分となっています。


久峯神社

この神社も詳しいことは謎に包まれておりますが、もともとは久峯山頂にあった のではないか、という説が唱えられています。 名前を聞く限りではそれで正解っぽいですし、久峯観音との関連も深いように 思われますので、かなり昔からあったのかもしれません。 ちなみに久峯観音の歴史は1400〜1500年近くあるようなので、久峯神社 も同等の年月を宮崎市で過ごしてきたのでしょう。 今の場所に移ったのは明治時代とされており、こちらはわりと最近なので正しい 情報だと思われております。 海上安全の守り神として崇められ、幾多の船乗りが久峯神社でお参りをしてきた のでしょうが、その人数を数えることは到底不可能です。 JR佐土原駅からタクシーで約10分、体調と天気のいい日には歩いて向かう こともできそうな立地となっています。


阿佐加利神社

読みにくそうでちゃんと読める阿佐加利神社は、そのまんまあさかりじんじゃと 読むのが大正解となります。 考えすぎてあさくわりとかあさかとしと読む人もいますが、難しく考えなくても 正しい答に到達することもあるので、あまりひねくれて物事を考える癖のある人は 今後は注意して素直になった方がいいでしょう。 もともとは違う場所にあったそうですが、古い神社の定めなのかやはり阿佐加利神社 も一度だけですがお引越しをしています。 ここには石が祀られているとの伝承があり、その由来はどうも空から降ってきた らしいのでひょっとしたら隕石だったのかもしれませんが、腑に落ちないのは 最初は小石程の大きさだったのがどんどん成長して巨石になったということです。 アニメの世界なら石が意思を持っていたり生命を宿していても通用しますが、 現実世界にはそんな鉱物は存在しないので、不思議な伝承ですがこの手の物語は そういったことも良くあるので気にしないでおきましょう。